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皆さんこんにちは
株式会社増子総合塗装の更新担当の中西です。
雨漏りの震源地は“水平面”。
ベランダ・バルコニーは「勾配」「ドレン」「取り合い」の3条件が要。
防水層の種類から現状診断→是正→仕上げ→維持までをわかりやすく整理します🧭
| 症状 | 原因・対策 |
|---|---|
| 表面の白化・艶引け | トップコートの劣化。5年前後で更新が目安。 |
| 膨れ(ブリスター) | 下地の含水やガス。通気緩衝工法/下地乾燥で是正。 |
| ひび割れ | 下地の収縮・動き。ウレタン防水は追従性が高い。 |
| ドレン詰まり | 落ち葉・砂による水位上昇→漏水リスク。定期清掃を最優先。 |
| 笠木・サッシ取り合い | **一次止水(板金)+二次止水(シール)**の両輪を確認。 |
| 工法 | 特徴・ポイント |
|---|---|
| FRP防水(ガラスマット+樹脂) | 硬くて耐摩耗性◎。下地剛性が必要。角部のクラック注意。 |
| ウレタン塗膜防水(密着工法) | 一体化で複雑形状に強い。下地の含水は膨れ原因。露点管理が重要。 |
| ウレタン塗膜防水(通気緩衝工法) | 絶縁シート+脱気筒で湿気逃がす。既存改修の王道。 |
勾配は 1/100〜1/50 を確保。
→ 溜まり水は劣化加速、レベル調整で是正。
ドレンは 立上りの最下点 に配置。
→ 改修用ドレンで既存管に差し込み更新。
立上り → 平場 → 入隅/出隅 の順で連続性を確保。
笠木:重ね代+一次止水→二次シール。
→ 3面接着NG/二面接着を徹底。
サッシレール:シール逃げ道を確保、水抜き孔を塞がない。
洗浄 → 乾燥(含水率低減)
下地不陸補修(レベリング・樹脂モルタル)
プライマー塗布(露点差3℃以上を確認)
通気シート貼付 → ジョイント圧着
脱気筒設置(最上点付近)
ウレタン1層目 → 規定WFT確認
ウレタン2層目 → 合計DFTを満たす
トップコート塗布(防滑骨材の要否判断)
紫外線・汚れ防止の盾。
更新目安:約5年。
色付きトップは劣化の見分けがしやすくメンテ判断◎。
タイル直張りNG(目地割れ・浮きが雨水経路に)。
原則:下地防水 → タイル仕上げ。
既存の場合は、目地補修+ドレン強化で延命。
植木鉢は脚ゴムで点荷重分散し、防水面の傷を防ぐ。
高圧洗浄は近距離NG(シール破断・水侵入リスク)。
雪国では雪止め・ドレン除雪をルーチン化。
| 不具合 | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| ピンホール | 泡・湿気 | 消泡剤・含水管理・薄付多層施工 |
| 膨れ | 含水・塩分 | 通気緩衝+脱気筒設置 |
| 端部剥離 | プライマー不適合・乾燥不足 | 再研磨→適合プライマーで再施工 |
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私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
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皆さんこんにちは
株式会社増子総合塗装の更新担当の中西です。
「シール=埋める作業」ではなく、「ジョイント設計」。
目地の動き量、接着面の選定(2面接着)、断面比、プライマー適合、硬化管理が寿命を左右します。
ここを外すと、どんな高耐候塗装も端部から破綻します。
2面接着が鉄則
背面はボンドブレーカーやバックアップ材(丸棒)で非接着。
左右の2面のみ接着し、伸縮追従/3面拘束破断の防止を実現。
断面設計(幅:深さ)
→ 一般に 1:1/2〜2/3 が基本。
深すぎ=硬化不良/表面しわ。浅すぎ=破断リスク。
ムーブメント(設計変位)
サイディング目地は ±10〜25%を想定。
→ 可とう性の高い材料選定が必須。
| 種類 | 特徴・用途 |
|---|---|
| 変成シリコン(MS) | 塗装可/汚染少/屋外万能。戸建て外装の定番。 |
| ポリウレタン(PU) | 弾性◎。ただし黄変・汚染注意。塗装前提で使用。 |
| シリコーン | 耐候◎だが塗装不可が多い。ガラス・金属・浴室向け。 |
| 2成分型 | 均一性能・厚塗り可。可使時間管理が重要。 |
| ノンブリード | 可塑剤移行によるベタつき・汚染防止に必須。 |
サイディング:粉化除去→専用プライマー→既定時間内に充填。
金属部:脱脂→研磨→金属用プライマー(ガルバ対応必須)。
塗膜上:付着試験で可否確認。旧塗膜が脆弱なら撤去が無難。
既存撤去:カッターで壁面を傷めず切除。底まで除去。
清掃・脱脂:ダスト・油分除去(エアブロー+ウエス)。
バックアップ材/ボンドブレーカー挿入:深さ制御&非接着確保。
プライマー塗布:規定量・乾燥時間厳守(放置NG)。
充填:連続吐出で気泡レス。やや多めに。
ヘラ押さえ:両面に圧力。表面なでるだけは×。
養生撤去:糸引き注意。角を立てて引く。
硬化・養生:表面硬化後に塗装。可塑剤移行時間も考慮。
| 状況 | 判断 | 対応 |
|---|---|---|
| 深さ十分・非接着確保・旧材健全 | ✅ 可 | プライマー併用で上から増し打ち。 |
| 痩せ・割れ・剥離進行/背面接着疑い | ❌ 不可 | 打替え一択。 |
露点差 ≥3℃/湿度 ≤85%
→ 低温高湿は白化・しわの原因。
降雨予報対策:初期硬化前の降雨NG。
→ 日照・風で可使時間が変動するため、工程管理が鍵。
サッシ回り:水抜き孔を塞がず、二面接着を維持。
笠木重ね代:一次止水(板金)を優先し、シールは二次止水扱い。
入隅/出隅:R仕上げで応力集中を回避。
| 不具合 | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 3面接着による破断 | 背面処理不良 | ボンドブレーカーで非接着確保。 |
| 気泡・ブロー | 吐出速度・ノズル角度不良 | 過充填→ヘラ押さえで除泡。 |
| 早期汚染 | ブリード | ノンブリード材+表面洗浄。 |
記録項目:断面寸法写真(幅・深さ)/プライマー缶/使用ロット
環境データ:温湿度・養生時間を記録
報告:打替え数量をm・箇所で明記→見積突合で透明化
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株式会社増子総合塗装の更新担当の中西です。
錆は“結果”ではなく“現象”。 水分・酸素・塩分・電位差——条件がそろうと、金属は必ず錆びます。だからこそ、現象を断つ設計と素地調整→防錆→上塗の三層ロジックが王道。今回は“端部・小口・重なり・ビス頭”という錆の起点に狙いを定め、長寿命化の実務を徹底解説します。
1. 錆の科学と環境要因
酸素+水:結露や雨水滞留で酸化反応が加速。
塩分(海塩粒子):沿岸・潮風は電解質を供給し続ける。
電位差(異種金属接触):銅×亜鉛/アルミ、ステンレス×普通鋼などで電食が起きやすい。
微細な“傷・角・切断面”:エッジ部は膜厚不足→局所腐食の震源地。
原則:水を溜めない形状×電位差を絶つ絶縁×膜厚を角で稼ぐ。この三位一体で錆は遅らせられます。
2. 錆のタイプと見分け方
赤錆:鉄の酸化。粉状→進行すると層状剥離。
白錆:亜鉛めっき部に発生。アルカリ性水分や滞水で多発。
糸錆/斑点錆:塗膜下を細く進行。素地調整不足のサイン。
もらい錆:近接金属くず・鉄粉が原因。洗浄・ケレンで除去。
3. 素地調整(ケレン)と脱脂
目標:健全部露出+粗さ(アンカー)+油分ゼロ。
手順:
脱脂(シンナー/アルカリ洗剤→水洗い→乾燥)
錆落とし(スクレーパー/ワイヤーブラシ/電動サンダー)。深錆は素地金属まで戻す。
研磨番手:#80→#120→#180でならす。角は面取りして上塗の食いつきを上げる。
ダスト除去:ブロワ&ウエス。手脂も敵。
程度の目安:重度→動力工具中心/軽度→手工具+変性防錆材併用。※穴あき・減肉は交換が原則。塗りでの延命は限定的。
4. 端部・小口・溶接・ビス頭—“ストライプ塗り”
先行タッチアップ:切断小口・角・ビス頭・リベット周りを先に1〜2回塗る(ストライプ)。
エッジシーラー:鋭角エッジは塗膜が薄くなるためエッジ厚付け材や高粘度塗装で補う。
溶接ビード:スパッタ・スラグを除去し、ピンホールを充填してから下塗へ。
5. 防錆下塗の選定
エポキシ防錆(2液):密着・遮断性◎。鉄部の標準解。
亜鉛リッチ(ジンクリッチ):犠牲防食で切断面やボルトに強い。上塗との適合と乾燥に注意。
メッキ対応プライマー:ガルバ/溶融亜鉛めっき面に必須。白錆の再発抑制。
変性防錆材:軽微錆での転化・封じ込めに有効。ただし厚膜防錆の代替ではない。
6. 上塗の考え方(耐候×柔靭×低汚染)
ウレタン/シリコン:付帯部の標準。柔靭性と作業性のバランス。
フッ素/無機:沿岸・日射強なら投資価値大。端部の厚みを確保して真価を引き出す。✨
艶:3〜7分艶でラインの歪みが目立ちにくい。金属は艶ありで防汚性UPも。
7. 異種金属接触と電食対策 ⚡
絶縁:ステンレス部品と鉄部の接触には樹脂ワッシャ/テープを介在。
銅樋×亜鉛:雨水経路で触れると亜鉛側が犠牲に。絶縁+排水設計で回避。
アース/漏電:設備絡みは電気的問題も疑う。専門連携。
8. 雨仕舞と形状の最適化
重ね代と水切りを設け、毛細管逆流を断つ。
水平面や袋小路は滞水しやすい→R処理や排水穴で水抜き。
シーリングは二次防水。まず板金的に一次を整える。
9. 膜厚管理と気象判定
WFT/DFT:ウェット膜厚をコームゲージで測定→乾燥率でDFT推定。角・端部は厚み不足に要注意。
露点差≥3℃/湿度≤85%/強風・降雨NG。低温多湿は白化のリスク。
10. 施工フロー(標準)
洗浄→乾燥→脱脂→ケレン→研磨→ダスト除去
先行タッチアップ(ストライプ)
防錆下塗(エポキシ/ジンクリッチ/メッキ対応)
乾燥→軽研磨(層間密着)
中塗→上塗(必要に応じ高膜厚)
端部・ビス頭の最終タッチアップ→完了検査
11. トラブルシュート
早期剥離:脱脂不良・露点ミス・プライマー不適合。→原因面まで戻し再塗装。
膨れ(ブリスター):滞水・素地含水・塩分。→排水改善+素地再調整。
再発錆:角・小口の膜厚不足。→エッジ厚付とストライプ増回。
12. 点検・保守 ⏳
2〜3年ごとに端部・ビス頭を重点点検。早期にタッチアップすれば寿命は伸びる。
沿岸は年1回の水洗いで塩だまりを除去。
次回(第5回)は屋根塗装の勝ち筋。スレートの縁切り、棟板金のビス打替え、金属屋根の白錆対処、そして遮熱の期待値まで、一気に攻略します。☀️
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株式会社増子総合塗装の更新担当の中西です。
素材の個性に合わせれば、寿命は伸びる。 モルタル、窯業系サイディング、ALC、タイル、金属、RC、木質。同じ塗料を同じように塗ると失敗します。素材ごとの“弱点”に刺さる下地・仕様・メンテを、現場視点でまとめました。🧠
1. モルタル(湿式)
特徴:厚みと質感が魅力。ひび/吸い込みが課題。
劣化:ヘアクラック、浮き、白華。雨筋汚れ。
下地:Vカット→樹脂モルタル→肌合わせ。浸透シーラー→微弾性フィラーでクラック追従。
仕上:ラジカル〜無機。低汚染で雨筋抑制。
2. 窯業系サイディング(乾式)
特徴:目地とシーリングが寿命のボトルネック。
劣化:目地割れ、チョーキング、反り、釘浮き。
下地:打替えが基本。サッシ回りは条件で増し打ち。反りはビス固定→面出し。
仕上:単色→ラジカル/フッ素。意匠(多色)はクリヤを退色前に。
3. ALC(軽量気泡コンクリート)
特徴:透湿・吸水しやすい。シールと防水が肝。
劣化:ひび、白華、目地破断。
下地:含水管理しつつ打替え。厚付フィラーで巣穴を埋める。
仕上:透湿性のあるシステム。微弾性で追従。
4. タイル(貼り)
特徴:高耐久だが浮き/目地が要注意。
劣化:エフロ、目地割れ、タイル浮き。
下地:打診で浮きを特定→エポキシピンニング/張替。薬品洗浄→中和→十分な水洗い。
仕上:基本はクリヤ/撥水で風合保持。塗りつぶしは下地の健全性が前提。
5. 金属(ガルバ/カラー鋼板/トタン)
特徴:端部・小口・重なりが弱点。電食注意。
劣化:白錆→赤錆、剥離、ビス浮き。
下地:ケレンで健全面露出→エポキシ防錆/亜鉛リッチ。切断面/ビス頭は先行タッチアップ。
仕上:フッ素/無機の高耐候。沿岸は厚膜と低汚染をセットで。
6. RC(打放し・塗装下地)
特徴:中性化・ひび・漏水の管理が肝。
劣化:白華、鉄筋腐食、ジャンカ。
下地:中性化深度を見て断面修復。止水→フィラー→仕上。
仕上:意匠ならクリヤ+撥水、保護なら高耐候塗膜で雨筋抑制。
7. 木質(外装・軒天・破風など)
特徴:含水変動で伸縮。木口から吸水。
劣化:退色、割れ、カビ。
下地:含浸防腐→木口止水→研磨。
仕上:**浸透(短期更新)か造膜(長期)**を使い分け。
8. ベースとなる判断フロー 🧭
素材特定→2) 劣化の種類→3) 雨の動線→4) 下地整備→5) 仕上グレード→6) メンテ計画。
9. 失敗事例あるある&学び 😓
意匠サイディングに色塗り→風合消失→後悔。クリヤの期限を守る。
ALCに高緻密塗膜→含水で膨れ。透湿性を優先。
金属へ水性下塗の誤適用→剥離。エポキシ防錆を基本に。
10. まとめ ✅
次回は金属部と錆対策(第4回)。端部・小口・重なり——“錆の起点”をつぶす具体策を徹底解説。⚙️🛡️
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株式会社増子総合塗装の更新担当の中西です。
仕上がりは“塗る前”で決まる。 洗浄・素地調整・補修・乾燥・プライマー適合——ここを外すと、どんな高級塗料でも本来の性能は出ません。今回は現場で役に立つ精度に落とし込んで、下地づくりのすべてを解説します。
1. 高圧洗浄の科学
目的:汚れ・藻/苔・旧塗膜の粉化(チョーキング)を除去し、密着の障害を取り除く。
圧力と距離:10〜15MPaを基準に、距離15〜30cmで面を均一に。回転ノズルは近づけすぎNG(下地損傷)。
洗剤洗浄:油汚れ・北面の藻/苔は中性洗剤やバイオ洗浄を併用。十分なすすぎが鉄則。
乾燥:洗浄後の含水が残ると剥離・白化の原因。季節に応じ24〜72hの乾燥目安。
2. 旧塗膜の診断
付着:クロスカットで密着をチェック。剥がれが大きい場合は全面ケレンやフィラー厚付で下地再形成。
チョーキング:手に粉が強くつく→シーラーやフィラーで吸い込みを止める。
ヘアクラック:微弾性で追従。構造クラックはVカット→樹脂モルタル→肌合わせ。
3. シーリングの基礎
どこを打つか:サイディング目地は基本打替え。サッシ回りは条件次第で増し打ちも可。
2面接着:ボンドブレーカーで背面を切り、伸縮に追従させる。3面接着は破断のもと。
ノンブリード:塗装前提なら必須。可塑剤移行を防ぎベタつき/汚染を抑制。
プライマー:専用品を規定時間内に充填。温湿度で硬化が変わるため日程管理が重要。
4. ケレン(素地調整)の段階
手工具:ワイヤーブラシ/スクレーパー。不陸を取って健全面を露出。
電動工具:サンダー/グラインダーで足付け。#80→#120→#180の順で均し。
重度劣化:層状剥離や深錆は交換・板金補修も視野に。無理な塗り重ねは短命。
5. パテ(面出し)と段差解消
目的:クラック・欠け・目地段差を平滑化して仕上がりを整える。
二度パテ:乾燥収縮を見込んで二段階で面を作る。サンドペーパーで肌合わせ。
6. 含水と露点管理
露点差:素地温−露点温度≥3℃で結露回避。朝夕は戻り結露に注意。
測定:非接触温度計+湿度計で根拠のある判断に。雨上がり・曇天は特に慎重に。
7. プライマー適合と下塗り
モルタル/ALC:浸透シーラーで吸い込みを止め、微弾性フィラーで下地形成。
サイディング:シーラー→中上塗。意匠面はクリヤの可否を劣化度で判断。
金属:エポキシ防錆や亜鉛リッチを切断小口・端部に重点塗布。
8. 部位別のポイント
屋根:縁切り/タスペーサーで排水経路を確保。
軒天:防カビと透湿の両立。換気口の目詰まり清掃。
雨樋/塩ビ:ノンブリードプライマーで可塑剤対策。
9. 典型的な不具合と対処
ピンホール:洗浄不足・泡→消泡剤と清浄度の改善、薄付けで再施工。
艶ムラ:吸い込み差・ロット混在→下塗厚みと缶管理。
剥離:油分/粉塵/結露→脱脂・清拭と露点管理の徹底。
10. 写真台帳の作り方
前/中/後を同アングル・同時間帯で。
近接(補修部)と遠景(全体ライン)の両方を残す。
WFTゲージ・缶数・温湿度など数値も写すと説得力が違う。
次回は素材別AtoZ。モルタル/サイディング/ALC/タイル/金属/RC/木部、それぞれの“勝ち筋”を地図化します。
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“塗ること”より“決めること”が8割。 何から手をつけるか、何を基準に選ぶか、どこまでやるか。ここが定まれば、仕上がり・費用・ご近所対応までスムーズに進みます。この初回は、迷いを最小化する決定プロセスを、やさしい言葉と実務の視点で整理します。🧩
1. いま家に起きていることを知る 🔍
劣化サイン早見表:
指で触って白い粉→チョーキング(樹脂の分解)
目地に隙間・割れ→シーリング劣化
ひび割れ→クラック(ヘア〜構造)
緑っぽい汚れ→藻/苔(北面・日陰)
錆汁・膨れ→金属腐食/下地不良
優先度の付け方:安全>雨漏り>美観。見た目より先に雨の経路を断つ。☔
2. 予算の考え方(LCC=ライフサイクルコスト)💴
“とにかく安く”は膜厚/工程省略のリスク。10年で何回塗るかを基準に、長寿命×低汚染の組み合わせで総額を下げる発想へ。
足場共有:屋根・外壁・付帯・防水を同時にやると再設置費ゼロ。1回の負担は上がっても総額は下がることが多い。
3. 工事までの全体フロー 🗺️
現地診断(30〜60分):外壁/屋根/付帯/防水をチェック。写真台帳を作成。
仕様提案&見積:製品名・塗布量・乾燥時間まで数値で提示。
色決め/艶決め:A4以上、大判サンプルを屋外で。3色ルールに沿う。
近隣挨拶:洗浄日/臭気日/車養生を事前共有。🗣️
着工→洗浄→下地補修→シーリング→塗装(下/中/上)→付帯→清掃→検査→引渡。
4. 見積書の“数字”を読み解く 📑
塗布量(㎡/缶)と必要缶数が面積×理論塗布量で一致しているか。
乾燥インターバルの表記があるか(短すぎ/長すぎは不具合の元)。
下地補修が“一式”でなく数量か。
屋根の縁切り/タスペーサー数、棟板金ビス打替えの記載があるか。
5. 塗料グレードの選び方 🎯
ラジカル制御型:コスパ◎。10年前後の更新計画に。
フッ素/無機:艶保持・耐候◎。沿岸/日射強で真価。
艶:3〜7分艶が外壁で上品。屋根は艶ありが長寿命になりやすい。✨
6. 色設計の手順 🎨
主色×付帯×アクセント=3色に整理。
屋根/サッシの色を先に固定→外壁を合わせる。
面積効果で明るく見える→ワントーン落とすのが定石。
汚れと退色:白/黒は目立つ。薄グレー/グレージュが実用的。🧼
7. 近隣配慮と暮らしの工夫 🏘️
高圧洗浄日:洗濯物NG、車カバーをお願い。植栽の養生を丁寧に。
臭気日(溶剤作業):窓開けNG、作業帯の時間を事前通知。
防犯:足場の侵入防止。センサーライトや在宅時間の共有が安心。
8. 1日の流れと工期の目安 ⏱️
戸建てで10〜20日(天候次第)。各工程の乾燥時間を優先し、無理な詰め込みはしない。
雨天/強風は中止。品質>スケジュールが正解。
9. よくある失敗と回避 😵💫
価格だけで決めた→膜厚不足・早期退色。→仕様書を揃えて比較。
写真が残らない→再発時に原因特定不可。→前/中/後の写真台帳を契約に明記。
色で迷走→当日決断で後悔。→大判サンプルと近隣景観で検証。
10. “良い業者”の見分け方 🧭
露点差/湿度など気象判断が会話に出る。
**缶数管理/WFT(ウェット膜厚)**の話ができる。
クレーム対応のフロー(受付→現場→是正→報告)が明文化。
11. 工事中にできること 🙌
日報・進捗を週次レポートでもらう。
気づきは即共有。早い段階ほど是正が容易。
仕上げ検査は同条件(同時間帯/同アングル)でチェック。📸
次回は下地調整。”塗る前”の品質づくりを、手順と道具のレベルまで掘り下げます。🧼🔧
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~塗装工事を長持ちさせる秘訣!~
今回は「塗装工事のその後」にフォーカスします。せっかくの塗装工事も、放っておくと劣化が早まり、再工事のコストがかかることに…。でもご安心を。定期的なメンテナンスとちょっとした日常ケアで、塗膜の寿命をグッと延ばすことができます!
塗装は時間とともに少しずつ劣化します。塗りたての状態が何年も続くわけではありません。
紫外線や雨風、排気ガスの影響で塗膜がダメージを受けるため。
塗膜の劣化を放置すると、外壁材そのものに影響が及ぶ恐れがあります。
施工から3年~5年を目安に一度点検を受けましょう。
その後は、2年に1度程度のペースで簡易点検を続けると安心です。
ひび割れ(クラック)や剥がれ
チョーキング(壁を触ると白い粉がつく現象)
コーキングの痩せ・剥がれ など
プロに頼まなくても、日頃のちょっとした気配りで塗装の劣化を防ぐことができます!
年に1~2回、水道ホースで軽く水をかけて表面の汚れを流すだけでも効果的。
頑固な汚れには、柔らかいブラシと中性洗剤を使用(※高圧洗浄機は塗膜を傷める恐れがあるため注意!)
ひび割れ、色あせ、苔・カビの発生、剥がれなどを月1回程度チェックする習慣を。
気になる箇所を早めに見つけておくと、軽微な補修だけで済むケースも多く、経済的です。
優良な施工業者であれば、施工後の保証や無料点検サービスを提供している場合があります。
保証内容と期間:施工不良や早期剥離などに対応するかどうか。
アフター点検の頻度と費用:定期訪問があるか、無料か有料か。
軽微な補修の対応範囲:ひび割れやタッチアップ(部分塗り直し)の対応可否。
不具合の早期発見により大規模な修繕を回避できる。
業者と継続的な関係を保つことで、何かあったときも安心して相談できる。
植木やツル植物は外壁から離しておく(塗膜が湿気で傷みやすくなります)
雨樋の詰まりに注意(水はけが悪くなると、塗装の下地が劣化しやすくなります)
室外機や物置を外壁から少し離して設置(通気性の確保が大切です)
塗装工事の効果を長持ちさせるには、
🔧 定期点検・日常的なチェック・信頼できる業者との連携
この3つが大切なキーワードです。
せっかく綺麗に仕上げた塗装を、少しでも長く美しく、安全に保つために、
**ご自宅の“塗装の健康診断”**をぜひ心がけてみてください!
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~見た目以上に大切な塗装の役割!~
今回は「塗装工事」がもたらす見た目以上の重要な効果に焦点を当ててご紹介します。
「ただの色付けでしょ?」と思われがちですが、塗装には建物を守り、快適な暮らしを支える力があります。しっかり理解すれば、塗装工事の本当の価値が見えてきます!
塗装の最大の目的の一つが、雨風から建物を守る防水性能の確保です。塗膜が外壁や屋根に**“コーティング層”**を作り、水分や湿気の侵入を防ぎます。
外壁のひび割れやシーリングの劣化も、塗装でカバーできることがあります。
防水効果が切れたまま放置すると、雨漏りや構造材の腐食、カビの発生といった深刻なトラブルに繋がります。
紫外線や排気ガス、酸性雨などの外的要因から建物を守ることで、外壁材や屋根材そのものの劣化を防ぎます。塗装の定期メンテナンスは、建物の寿命を延ばすうえで欠かせません。
最近は、**高機能塗料(断熱・遮熱塗料)**を使うケースが増えています。
遮熱塗料:太陽光を反射して室内の温度上昇を抑える。夏場の冷房効率アップ!
断熱塗料:冬は熱を逃がしにくく、暖房効率の向上に貢献!
これらの塗料を取り入れることで、光熱費の削減や省エネ効果も期待できます。
特に外壁や北面に発生しやすいカビや藻、排気ガスによる黒ずみなども、防汚機能を持つ塗料で付きにくくすることが可能です。
見た目の美しさを長期間キープすることで、清掃やメンテナンスの負担も減ります。
定期的な塗装は、**建物の“健康診断”と“治療”**を兼ねています。外観をきれいに保つだけでなく、劣化箇所を早期に発見・対処するきっかけにもなります。
住宅を売却する際、外観の印象が査定額に大きく影響します。
劣化のない、清潔感のある外壁や屋根は、買い手からの信頼度もアップ!
長く住む場合も、定期的な塗装によってリフォームコストを最小限に抑えることができます。
塗装によって家の「色」が変わると、毎日帰る家の印象も一新。**気分が明るくなった!**という声もよく聞かれます。
家族の気分転換に
古びた外観のリフレッシュに
気になる汚れや経年劣化の隠蔽にも
色選びも楽しみのひとつ。おしゃれな外観デザインの実現や、周囲の景観に合わせたカラーコーディネートも塗装の魅力のひとつです。
✅ 塗装は見た目だけでなく、防水・断熱・耐候性などの重要な役割を担っています。
✅ 適切なタイミングでの塗り替えは、建物の長寿命化・資産保全に繋がります。
✅ 高機能塗料の導入で、快適でエコな住環境の実現も可能になります。
株式会社増子総合塗装では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
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皆さんこんにちは
株式会社増子総合塗装の更新担当の中西です。
~後悔しないために!費用の目安と賢い見積もりチェック~
こんにちは!今回は、**塗装工事を検討している方が最も気になる「費用」と「見積もり」**についてお話しします。
塗装工事は住宅の外観をきれいに保ち、建物の寿命を延ばすために非常に重要な工事です。しかし、その費用は建物の状態や塗料の種類、工事の規模によって大きく変わるため、事前に知識を持っておくことが大切です。
塗装工事の費用は、以下の要素によって決まります:
建物の延床面積や階数
使用する塗料の種類
必要な下地処理の量
足場の設置の有無
作業環境(高所、狭小地など)
| 工事内容 | 費用目安(税別) |
|---|---|
| 外壁塗装 | 約50〜100万円 |
| 屋根塗装 | 約20〜50万円 |
| 外壁+屋根のセット工事 | 約80〜130万円 |
塗装工事にはまとまった費用がかかりますが、ちょっとした工夫でコストダウンが可能です。
最も基本かつ有効な方法です。
同じ工事内容でも、業者によって見積もり金額や内訳が大きく異なることがあります。
3社程度を目安に比較検討
「価格だけでなく、工事内容や説明の丁寧さ」も重視
極端に安い業者には注意(手抜き工事や不透明な追加料金の可能性)
別々に施工すると、それぞれで足場を組む必要があり、足場代だけで約15万〜25万円かかるケースもあります。
外壁と屋根を一緒に施工することで、足場代が一度で済み、総費用を削減
工事期間もまとめられるので、ご近所への負担も軽減
自治体によっては、省エネ塗料(遮熱・断熱塗料)を使用することで補助金を受けられる場合があります。
お住まいの市区町村のホームページを確認
工事前に申請が必要な場合が多いため、早めのチェックが重要
見積書は、単に金額だけを確認するのではなく、内容の「中身」をしっかりチェックすることが大切です。
どんな塗料(アクリル・シリコン・フッ素・無機など)を使うのか?
何年耐久があるのか?
使用する塗料のメーカー名や品番が書かれているか?
💡「シリコン塗料」と書かれていても、安価なものから高機能なものまで種類はさまざまです。
「㎡(平米)」単位で塗装する面積が明記されているか?
足場や養生の面積、単価が不自然でないか?
📏外壁の面積は「建物の延床面積」とは異なります。
「㎡単価 × 面積」で計算して、相場から大きく逸れていないか確認を。
下地処理、足場設置、養生、清掃、保証などが含まれているか?
「別途」と書かれている項目がないか?
追加工事が発生した場合の費用はどうなるのか?
📝「一式工事」など曖昧な表記が多い業者は要注意。詳細な内訳が明記されているかが信頼性の分かれ目です。
保証期間と内容(塗膜の剥がれ、ひび割れなど)は記載されているか?
アフター点検や補修の範囲は明確か?
👷♂️信頼できる業者は「施工後の保証書」を発行し、定期点検の提案や不具合対応にも誠実です。
塗装工事は、見た目の美しさと建物の耐久性の両方を守る大切なメンテナンス工事です。
費用だけを見て安さで選ぶのではなく、見積書の中身をしっかりと理解し、納得してから契約することが大切です。
相場を知ることで、適正価格がわかる
見積もりの項目を細かくチェック
複数業者の比較で、費用と信頼のバランスを見極める
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皆さんこんにちは
株式会社増子総合塗装の更新担当の中西です。
~美しい仕上がりは、しっかりした準備と丁寧な工程から~
こんにちは!今回は、塗装工事の基本的な流れと、工事前に知っておきたい準備のポイントについて詳しくご紹介します。
住宅や建物の外壁・屋根を美しく、そして長持ちさせるために欠かせない「塗装工事」ですが、実はただ塗るだけではありません。工程一つひとつに明確な目的と意味があり、丁寧に作業を進めることで、塗装の仕上がりと耐久性に大きな差が出ます。
まず初めに行われるのが足場の設置です。
高所作業を安全かつ効率的に行うために、しっかりとした足場を組み立てます。
作業員の安全確保
塗料の飛散防止ネットの設置
作業中の安定性向上
これらの理由から、足場の設置は工事の成功に欠かせない重要なステップです。
養生とは、塗装を行わない部分に塗料が付着しないようにビニールシートやマスキングテープで覆う作業です。
窓・玄関ドア・植栽・床面などを丁寧にカバー
養生の出来が仕上がりの「きれいさ」に直結
作業の見た目の美しさや周囲への配慮にもつながります。
長持ちする塗装の秘訣は、下地処理の丁寧さにあります。
高圧洗浄:外壁に付着したホコリ・汚れ・カビ・藻などを水圧でしっかり除去
クラック補修:ひび割れや破損部分に補修材を充填
ケレン作業:古い塗膜やサビを落として表面を整える
この工程が甘いと、塗料の剥がれや膨れが起きる原因になります。
下塗りは、塗料がしっかりと下地に密着するように塗る「接着剤」のような役割を果たします。
上塗り塗料との相性を整える
吸い込みを抑えてムラを防止
※下地の材質や劣化具合によって、専用の下塗り材を選定する必要があります。
塗装は基本的に「3回塗り(下塗り+中塗り+上塗り)」が一般的です。
中塗り:塗膜の厚みを持たせて、耐久性を向上
上塗り:美しい光沢や色の深み、撥水性を持たせて仕上げる
※塗料は1回塗りでは不十分。重ね塗りで性能を最大限に引き出すことが重要です。
工事中は高圧洗浄の音、塗料のにおい、職人の出入りなどで、どうしても近隣に多少の影響が出ます。
着工前に「ご挨拶チラシ」や口頭での説明を行う
工事スケジュールを簡単に伝えておくと親切
施主が不在の場合は、業者に挨拶を代行してもらうケースも
トラブルの未然防止には、ひとことの配慮が大きなカギになります。
塗装工事は天候に大きく左右される工事です。
特に雨天や高湿度の日には、塗料が乾かず、施工品質に影響を及ぼす可能性があります。
施工期間中は数日分の余裕を見てスケジュールを調整
気温5℃以下、湿度85%以上は塗装に不向き
天候の急変に備えて柔軟な対応ができる業者選びも大切
庭やベランダに置いてある荷物、物干し、植木鉢、自転車などは、あらかじめ移動しておくことでスムーズに作業が進みます。
植木など動かせないものは養生して保護
室外機や配線まわりは業者と相談して対応
塗装工事は、「ただ色を塗るだけ」ではなく、下地処理から重ね塗りまで、丁寧に進めることで建物の寿命を延ばすことができます。
そして、その品質を支えるのは、「事前の準備」と「プロの技術」。
下地処理を怠らない
養生をしっかり行う
適切な塗料選びと乾燥時間を確保する
工事前の周囲への配慮と環境づくりも忘れずに!
安心・安全・納得の仕上がりを実現するためにも、工程と準備をしっかり理解して、信頼できる業者に依頼することが大切です。
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